レジ袋有料化について
2022/06/23
レジ袋有料化についてのナナーズ(社長)の見解
7月よりレジ袋が基本的には有料化が法律で施行されます。但し、バイオマス含有量25%以上の袋は有料化の対象外(無料でもよい)とされています。自然回帰する性質?のようです・・・。
(袋の製作費はその分高額になりますが) ナナーズの今までの取り組み ナナーズでは10年以上前からレジ袋削減対策として、ナナーズのオリジナルバックを作り、販売強化してまいりました。より多くの皆様にバックを持っていただけるように、バックをもってきてくれるお客様に袋代4円をお返しすることでお客様にそのメリットを出すように会社の負担で啓蒙活動を続けてまいりました。最近ではオリジナルマイバスケット(買い物かご)の販売にも力を入れてきました。 当初から有料化の議論が出ておりましたが、本来袋が減ることでお店の経費負担が減るのだから、その分をお客様にお返しすることがあるべき姿であると考えていました。
私が疑問に思っていること お客様から頂いたお金を環境問題に使うなどの政策はなく、このままではただお店が利益を増やすだけで、大手企業に至っては億単位の利益増となる。レジ袋を減らすことでどれだけの環境対策になるか全く数字が示されていない。(実際は火力燃料などの問題からすると全く効果がないという報告も出ている) なぜトレーなどは回収し再利用しているのにレジ袋は再利用しないのか。たった2円などで本当に大きな効果があるのか。(本当に減らしたいのであれば20円にしてもいいはず。2円では私はコンビニで5品以上買ったら普通に袋をもらってしまうし、コンビニへ毎回マイバックをもっていかない。“2円くらいならまあいいか”と当たり前になってしまう気がする)
今回のレジ袋削減の本質的問題は、レジ袋を減らすことより“ゴミのポイ捨てによる環境問題“であり、例えば自分であればコンビニの袋を車の中のゴミ袋にしているおかげでゴミのポイ捨てを無くせているし、自宅でもゴミ袋として重宝に活用していたり、 地域のゴミ拾い運動の時などはレジ袋がとても活躍している。 無くすことで不便になったり、ごみ問題が増えてしまう一面もあるような気がする。 この政策の発端が当初、環境省でなく業界団体からであり、政治家との癒着が以前問題になって法制化されなかったような記憶がある。先日の緊急事態宣言の時でさえ日本は自粛要請はしたが命令はせず、パチンコ屋などの問題もありましたが、罰則(罰金としてお金を取ること)はしませんでした。(各国から日本人の良識ある自発的な行動が評価されている) その他いろいろありますが、なぜもっと前からテレビなどで大々的に有料化のことを宣伝したりキャンペーンをしていなかったのか。(いまだに知らないお年寄りもいる) 他国の状況 アメリカ(スーパーマーケットの先進国)ではレジ袋は基本的に無料が主流で、当然お客様から袋代をいただくことはなく、袋詰めもお客様にはさせていない。代わりに紙袋なども多用され始めている。
タイという国では、スーパーではレジでの袋は一切廃止され、たくさん買っても袋がなく、手で抱えて帰ってこなくてはいけませんでした。私は今年の2月にスーパーで買い物をして袋がなくて抱えて帰ってくることを2日続けて、参ってしまい3回目には自分のボストンバックを空にして買い物に行きました。次は絶対持っていきます。但しコンビニでは袋に入れてくれてそれは無料でした。 世界一町がきれいで有名なシンガポールでは、ごみのポイ捨ては8万円の罰金があり、レジ袋はまだ有料化されてない。それでも世界一ゴミが少ない国とされている。私が心配していること 毎日来ているおばあちゃんが「ごめん!今日はちょっと急いでいたから袋おいてきちゃった」というとき「じゃあ今日は袋代2円?4円?いただきますね!」とレジのスタッフに言わせられるのか。いつもはカゴをもって買い物に来ている奥様が、今日はたまたま帰り道だから家までカゴを取りに言っていられずに買い物したとき、袋代を取られてどんな気持ちがするだろうかと考えてしまう。
子供が駄菓子をいくつか買っていこうとしているとき「今度から法律でお金もらうからね!」とレジスタッフに言わせるべきなのか。コンビニなどでいろいろ買った後、かえってポイ捨てが増えてしまわないか、ゴミの散乱が増えてしまうことがとても心配。考えればいろんなことがあるし、人それぞれいろんな考え方があるので非常に難しい問題だと思っています。
ただお金を取るようにする前に、ごみのポイ捨てについて罰則を科すとか、もっともっと積極的にカゴの販売活動をするとか、もう少しレジ袋削減運動の仕方があるのではないか・・・。 その意味でも、どうも今の政府の言うことと政策決定の在り方に疑問を持ってしまいます。今はまだお客様から袋代をいただくことに納得がいかないのです。 しかし、レジ袋削減とゴミの削減には積極的に取り組んでいく決意であります。
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